インフォメーション・NOTE

2023.07.13

  • コラム
  • その他

上乃裏CIRCUS代表あいさつ・紹介

 

 

はじめまして

こんにちは、上乃裏CIRCUSの代表の荒木と申します。CIRCUSの仲間たちからは「サーカス団長」と呼ばれていますが、あまり表に出たいタイプではありません(笑)。


私はこれまで熊本の様々なまちづくりに関わってきました。近年では、冬の風物詩となった2018年から始まった「クリスマスマーケット熊本」を立上げ・主催、おかげさまで、昨年は期間中71万人を超えるお客様で賑わう熊本の冬の風物詩へと成長することができました。また、秋の風物詩「熊本暮らし人まつり みずあかり」や、中心街の空きテナントで市民大学を開講する「マチナカレッジ」、全国で震災が発生した時の民間支援団体「熊本支援チーム」など、様々な地域作り活動をこれまでやってきました。

これらの活動に加えて新しい何かを始めたい気持ちはあったものの、なかなかしっくりくるものが見つからない。そんなときに襲われたのが、あの新型コロナウイルスです。皆さんもご承知の通り、外出自粛期間中は人が集まるイベントがことごとく中止となり、僕がなりわいとするイベント業界も大きな打撃を受けました。

この3年あまりの間、ずっと気掛かりだったのが、人と接する機会が減ってしまって孤独感が増している人が多いんじゃないか?ということ。僕自身、そう感じていましたから。それがようやくマスク着用の制限が緩和され、人と人とのリアルな交流が戻り始めてきた。

そんなタイミングでふと思い出したのが、僕にとって現在の活動の原点ともいえる『UP!FIELD(アップフィールド)』の存在でした。

熊本市の河原町繊維問屋街にあった「アップフィールド」

 

 

代表者プロフィール

株式会社ディカーナ
代表取締役 荒木 真吾

熊本県南関町生まれ。熊本市東区在住。福岡大学法学部を経て、九州産業大学商学部卒業後、東京の産業機械メーカー「荏原製作所(東証一部)」へ就職。管理会計、人事・総務の管理部門で社会経験を積んだ後、2008年に地元熊本へUターンし、株式会社ディカーナを設立。

学生時代から多様なイベントに携わってきた経験をもとに、イベントスタッフ間のコミュニケーションで使用するインカム・トランシーバーの全国宅配レンタルサービス「レンタル無線機ドットコム」を創業主力事業として開始。その後、イベント企画運営事業、イベント関連機材レンタル、映像ライブ配信事業、イベントコミュニティスペース「上乃裏CIRCUS」運営事業などを展開する。

2014年からは「熊本暮らし人まつり みずあかり」事務局長。2018年には「クリスマスマーケット熊本」を立上げるなど、地域イベントにも積極的に参画している。また、災害支援団体「熊本支援チーム」を設立し、熊本地震(2016年)や熊本豪雨災害(2020年)などの災害支援活動も行う。

株式会社ディカーナ コーポレートサイト dicana.jp

主な活動


◆一般社団法人クリスマスマーケット熊本 代表理事・事務局長・副実行委員長
◆一般社団法人熊本支援チーム 代表理事・事務局長
◆一般社団法人熊本暮らし人まつり 監事(元事務局長)
◆みずあかり運営委員会 運営委員(元事務局長)
◆株式会社ちかけんプロダクツ 顧問相談役(元取締役)
◆NPO法人A-lifeなんかん 理事(熊本県南関町)
◆熊本市 火の国まつり運営委員会 運営委員(2014年~2017年)
◆熊本市民大学 マチナカレッジ 発起人(2010年~2015年)
◆GET21なんかん 音と光のカウントダウン実行委員会(1999年~2001年)

 

『アップフィールド』のような居場所を再び


『アップフィールド』とは、かつて熊本市の河原町繊維問屋街にあった、知る人ぞ知る伝説のイベントスペース&バーです。

イベントに特化した空間としてトークライブや交流会といったイベントが毎晩のように繰り広げられ、僕も頻繁に参加していました。2008年当時の僕はと言えば、東京の一部上場企業を27歳で退職して熊本に帰省したばかり。浦島太郎状態だった僕が『アップフィールド』で出会ったのが、いまや国内外で活躍している竹あかりユニット「CHIKAKEN」のチカオとミシロくんです。これまで一緒に「クリスマスマーケット熊本」をはじめとするまちづくりをやってきた彼ら。その出会いのキッカケを作ってくれたのが、まさにあの空間だったのです。そして、現在の多彩な活動を共にする仲間たちとも、このアップフールドで出会いました。

『アップフィールド』のように繋がりがうまれる空間が欲しい。アフターコロナが見えつつある今のタイミングだからこそ、リアルに繋がれる、絆を再構築できる場所を必要としている人たちがいるんじゃないか。

そうした渇望は、僕自身が「大人になってしまった」ことも理由としてあります。『アップフィールド』に通っていた頃から10年以上の月日が経ち、僕も40代になりました。ここ数年感じていたのは、大学生や20代の若者たちと距離が出来てしまったこと。僕自身、若者たちが集まるイベントをやらなくなったこともありますが、新型コロナの外出制限も重なって、新しい仲間と出会う機会がめっきり少なくなりました。

昔はイベントを一緒に作り上げるなかで「荒木さん、そんなことも知らないんですか? ワタシが教えてあげますよぉ〜」みたいなノリで、若い子たちと気軽な交流があり、彼らから得られる情報が新鮮でした。ところが今の僕は社長室にこもっていることもあって、何の情報も入って来ませんし、ましてや楽しくもありません。

「クリスマスマーケット熊本」では300人ほどの大学生たちをアルバイトで雇用しますから、若者たちとの接点は確かにあります。しかし、以前とは明らかに立場が違う。僕が彼らに近づいた瞬間、ピーンと張り詰めた空気になってしまうのです。イベントを運営する組織があまりにも大きくなり過ぎてしまい、僕はもっと近い距離で仲良くしたいけれど、年齢的なギャップもあってそれが難しくなってきています。

そして、若者たちだけではなく、様々な年齢や職業の枠を超えた仲間と新しいチャレンジができる場所をつくりたい。小さな一歩もみんなで応援できる10-20人くらいが集える、コミュニティの場所をつくりたい。そういう想いで上乃裏CIRCUSを開業することにしました。

 

上乃裏CIRCUSの誕生ストーリーをnoteでご紹介しています。